第4話卒業

私以外にテンションの低い男の子と女の子がいた。私と同じで変わりすぎた日常に戸惑っているのか、それともただ眠いのか、知り合いがいないのか。理由が定かではないのでただ、見ているだけだった。

そこにクラスの男の子が

「初めまして!俺裕也!良かったらInstagramのアカウント交換しない?」

と言われた。私は

「ごめんね、携帯持ってきてないんだ。」

これは嘘。携帯もあるInstagramのアカウントも持ってる。繋がる価値を感じない為交換しなかった。話しかけてくれた子は残念そうに席を離れた。卒業するまで仲良くなれないなと思われたかもしれない、それでもいい。



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