第28話
スキルの確認が終わったところで鉱石の採掘しようと街に戻ってきた。
鉱石が集められる場所はおれが知ってる限り現在は5ヶ所あるかないかぐらい。そんなかでも比較的によく集めれるのが最初の街の西側の山なんだが俺はそこにいけない。
俺は他のプレイヤーとは違う場所スタートだから最初の街には道が通じてない。
だから一番近かった鬼人族の鉱山に入らせてもらうことにした。
入るのには許可が必要でこの前出会ったジンに頼もうと街中を歩き回っていた。
「いた」
ジンは転移塔の近くでダンと話していた。
そういえばまだダンからもらった仮面鑑定してなかったな。素材集めの移動中にでも確認しとくか。
「ジン久しぶり」
近くに移動して声をかけた。
「ん?あ、なんだゼクか。久しぶりだな、最近街にいなかったけどどうしたんだ?」
「ちょっと知り合いに会ってきた。今は作りたいもんがあるから素材を集めてる」
「またなんか作るのか、俺が教えた仮面の作り方忘れてないだろうな?」
「当たり前だろ。と言うより忘れろって言われて忘れるレベルの記憶じぁないし。」
「そんなに震えることないだろが。短時間であそこまでの練度にするならああするしかなかったんだよ」
「ダン、お前ゼクに何したんだ?思い出しただけで震えるって絶対無茶させたろ!」
「俺は頼まれたことを遂行したまでだ。あとそんなにキツくないはずだぞ」
「ゼクに何させたんだ?」
「、、、木こりとノミの使い方を少々指導しただけだ」
「間があったぞ。何させたんだ、ちゃんと言わねぇならモノづくり禁止にするぞ」
「まて、それは違うだろ」
「いや、お前はモノづくりになると熱くなりすぎる今後お前の部下になるやつがいた時魔物ようのトラップ作製でゼクみたいになるかもしんねぇからしょうがないだろ。嫌なら答えろ」
「木こりの前に俺が調べた木の柔軟性とか耐久性、防水性やら何かの素材になる全てを叩き込んだあと木を20本切らせたあと皮を剥いで下処理をやったあと適度な大きさに切らせただけだ」
「20ってここの木は太いし切りづらいのに切らせすぎだろ。しかも知識全てってどんくらいだ」
「多分百科事典、、分厚い本が5冊分はあった」
「ダン、他には何がある」
「いや、何にも、、川辺に小屋を建てさせて水車を作らせた」
「もう仮面作りに関係なくなってないか⁉︎しかもお前自分で小屋いくつか建ててるだろ?」
「俺が作るのに気分が乗らなかったのと他が散らかってたからな。どうせまた新しいところで作るしゼクがいる方がいいと思って建てさせた。」
「仮面作りに行って半分以上がこの時間に振られてるんだよな」
「ダン、今度から人にモノづくりを教える時は絶対に俺から許可が出てからだ。」
「、、わかった」
凹んだような声でダンは返事をした。
流石に仮面作りで小屋を建てて水車作ってはおかしいよな。
仮面作りで時間を食わなかったから良かったけど時間に大幅に遅れたら大変なことになるな。いやそれはそれで面白いかもな。
それはそうとダンは鍛治もできるのかな?あとで聞いてみるか。
「ゼクそれでなんで俺のとこ来たんだ?」
「ああ、少し鉱石が欲しくて入っていいか許可を貰いに来たんだ。一応他にも話す相手がいるけど街の中の立場が上なのはジンが最初に思い出したからな」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます