第9話 昴の家 1
あの後ログアウトしてから、風呂に入って軽く夕食を取ってから宿題をして昴に電話して寝た。
朝、昴から電話があった。ご飯を食べてからでいいから家に来て欲しいらしい。
俺の家と昴の家は近所で家に親が帰ってきてない時どっちかの家でご飯を食べていた。
家に行くから何か買っていこうと思って店に行った。甘いものが食べたいのでチョコレートクッキーとオレンジジュース後、昴の妹の
ある程度治ったらしいが重たいのは食べれないであろうと思ったからだ。
昴の家のインターホンを押すと「はーい」と昴でなく陽菜が出た。
頭が痛くなってきた。病み上がりに何をさせてんのか。陽菜に当たってもしょうがないので、後で問いただそう。
「陽菜もう風邪大丈夫か。」
「うん。熱は冷めたよ。」
「よかったね。でももう1日ぐらいは安静にしといてね。」
「うん。お兄ちゃんはリビングで待っているよ。」
「ありがとう。後これ、病み上がりだから食べやすいのにしたから後で食べるといいよ」そう言ってゼリーの入った袋を渡した。
「ありがと。」
「どういたしまして。よし、陽菜は今から少しの間リビングに近づかないでね。」
「ほどほどにしてあげてね。」
さっきから家の中で物音が聞こえてこなくなった。さぁ、おはなしの時間だ。
時計を見れば30分経っていた。昴の眼鏡は傾き、心ここに在らずという状態だった。
まぁ、10分も説教したのでこれで懲りただろう。
「さて、昴今日はなんのようだ。」物の場所はわかったので皿にクッキーを出して、ジュースを注ぎながら聞いた。
「おい、なんでお前が物の配置を知っているんだ。」
「それは、交代でご飯を作っていた時に覚えたのを忘れていないだけだ。それより本題は。」そういいクッキーを食べた。
「陽菜もやることになったからもう少し待ってくれ。」
「いいけどそうなったわけは。」
「今回のちゃんと調べてやっているか。」
「いや、全然。」
「陽菜は、親が作ったゲームをやってみたいらしい。あと俺が思うに、一緒にやる人がいると思うが恥ずかしがりやだからなあいつ。」
「、、、そういえば仕事そうだった。」
「いや親の仕事とかどうやっても忘れないだろ。」
「最近帰ってきたのだって4ヶ月前だぞ。その前は、半年帰ってこなかったんだから覚えてるわけないだろ。まぁ、理由はわかった。じゃあ、いつから始める?」
「今日からでいい、、、わけないから明日からでどうだ。ちょうど三連休だし。」
「わかってくれてよかった。陽菜もいるんだから一緒に決まっているだろ。明日は、予定ないから大丈夫だぞ。」
「わかった、今日は泊まるのか。」
「陽菜の様子見て大丈夫そうならそうしてやろうか。どうせ昨日のご飯、レトルトだったんだろ。交代で作る時大概陽菜がやってるからな。お前たまにバカなったり、料理はできないけど、不器用ではないからアレンジさえしなければいいのに。」
「それは気分でやっているから無理。それと頼む、料理だけでいいから。」
「わかったからちょと待ってろ。陽菜の様子見てくるから。」
「おう」そう言って陽菜の部屋へ向かい扉を開けると、陽菜はベットに横になっていただけで起きていた。ベットの横にギアもあった。
「具合はどうだ。」
「明日にはもう大丈夫だと思うよ。」
「そうか。昨日の夜ご飯はなんだった。」
「え、えっと、、、」
「その調子だとゼリーぐらいしか食べてないな。食欲はあるか。」
「うん。いつもより少しないけど。」
「わかった。今日泊まっても大丈夫か。」
「大丈夫だけど、お兄ちゃんに聞いたらいいのに。」
「陽菜の状態であいつ多分凄いものしかでいないぞ」
「大丈夫だよ、、、きっと」
「大丈夫と思えない。それと泊まっていいって言われているから大丈夫。」
「わかった。」
「もう少し安静にしないと行けないから寝とき。」そう言いながら頭を撫でてあげると嫌がったりせずに「うん」と答えてくれた。
リビングに戻り、
「冷蔵庫の中見るぞー」と言いながら開いた。
「ながらでなく、その前に言え」そう言うツッコミは、スルーして、
「卵が少ないな、あとネギも買ってくるか。昴は夜までまだ時間もあるけどどうする。付いてくるか。」
「あー、暇だしそうするか。ちょっと待ってろ、着替えてくる。」そう言いながら自分の部屋の方へ向かって行った。
陽菜に置き手紙を残して準備はできた。
「いくぞー」声をかけると昴は、降りてきた。
「おう、まず何処行く。」
「スーパーでいいたろ」
そう言って昴は家の鍵を閉めた。
今は秋なので俺の格好は、上は、黒のパーカーに赤の模様があるやつで下は、紺色の長ズボン。
昴は先程までと違い、紺のT-shirtに黒と青のカーディガンで濃い緑色のダンパンを履いている。ついでに陽菜は、白と黒のパンダ柄の服に白のコートを着てインターホンを出ていた。さて買い物だ。
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