第14話 問題児なんかじゃない♡

今日、学校の社会の先生から『なんのために勉強するのか』と聞かれた。

回答は一人一台支給されているパソコンから先生のパソコンへ送る。デジタル世代って感じっしょ?

続々の集まるクラスメイトたちの回答を読む。ていうかこれ先生だけが見るんじゃないんかい。先言ってよ。

六割の人が『受験のため、進学のため』

三割九分の人が『将来のため、人のため』

私はそんな偉いこと考えていなかった。したいからする。せっかく勉強ができる環境が揃っているんだ、やらなかったらもったいない。知らないことがあるのは悔しい、知ったら嬉しい。快楽のために私は学んでいるのだ。ドケチ、貪欲の精神である。だから私の回答は『知的に人を煽るため』である。

先生が画面に向かっていつもの引き笑いを起こしていたが、いったい誰の回答を読んだのだろうか。


明日は部活のことで物申したいことがあり校長室に行く予定である。


<分解と酸化・受け身と現在完了とwill>

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