第12話 自慢と嫉妬の塊、ピカピカの一年生

英語の教科書で愛憎劇を落書き続けていたら、公式が寄せて来やがった。…って興奮してたら教科書なくした。明日授業参観。どうしてくれんのよ二次創作魂くん。


今日は応用問題のテストの直しをやった。

ただ答えをなくしたので明日先生に聞かなければならない。問題にメモってないやつがある。メモっとけや過去の自分。


妹が新入生として入ってきて一週間が経とうとしている。こんなにやりづらいものなんだな。今日も家に帰ってくるなり、勧誘ポスターの絵が変だと言われたわ。「じゃあお前が科学部に入って、ポスター描けや、来年はさぞかし立派なものができるでしょうねぇえ!!」と思ったが、来てほしくないので言わなかった。まぁ妹も私がいるから絶対来ないそうだが。

自分の比較対象に入ってくるくせに、年下下駄履いてるとか本当2歳差ってやだわぁ。

まあどれだけ年の差があろうとなかろうと嫉妬するんだと思いますけどね。あんな才能の塊。

せいぜいこれうちの妹なんだぜと表彰の数々を奈恵と青に自慢するか。


兄弟って変だよな。私あいつがただのクラスメイトだったら絶対喋ってないわ。

<応用問題直し>

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る