第5話 ムカつく呪い

昨日思わず録画したサメ番組をプリン食べながら観た。二週目でも飽きないな。


さて、私の受験サクセスストーリー(にしてみせる)を語る上で、奈恵以外にも話さなければならない者がいる。あおだ。


うーん、一言で言うと、ムカつく奴。

二言でいうと、モテるムカつく奴。

一文にすると、能力が高く男女を問わず人気があるムカつく奴。

ってところだ。

私は逆説を使っていない。私だけが例外で嫌い、ということではないのだ(それはもはや好きになるルートしか見えない少女漫画)。

人気があるのは分かる、恋愛的に好きになる気持ちも「私自身はアボカド普通だけどアボカドを嫌いな人の気持ちも分かるよな」ぐらいのレベルで理解できる(さらにアボカドは語源がね…)。だからこそムカつくのだ。


まぁ良い友達である。


そう、そいつまで、S高校に行きたいって言い出したんだ。

奈恵はいい。もうずっと小学校の時から奈恵はすごい、私とは比べる対象じゃない。

だけど、青は、青には、置いて行かれると思うとムカつくのだ。青に勝てることなんて冷静に振り返れば性格の良さぐらいしかないのだが、それでもムカつくものはムカつくのだ。

そう、お前も呪いだ。ムカつく呪いだ。


<単語レベル5・日中戦争〜第二次世界大戦>

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