第5話
目の前に現れたのは
美少年と言っていいのか?
美少女なのか?
中性的な顔立ちの俺と同年代と思われる
羽の生えた人間?が立っていた
俺の頭の中はパニックになっていて
しばらく、ボーっとただ見つめる事しか出来なかった
「私は、天使ガブリエル
何か私にして欲しい事があるのか?」
天使ガブリエルは
男性とも女性とも言えない
声で俺に話しかけていた
「どうして、こんな所に天使ガブリエルが」
自分で呼んでおいて
俺は訳の分からない質問をしていた
「君が私を呼んだんじゃないのかい?」
そうだった
俺が、魔方陣を使って呼び出したのだ
しかし、式神の時には何も起きなかったのに
天使の時は何故成功したんだろうか?
天使ガブリエルは、俺の心の中が読めるのか
私がなぜ出て来たか?だって
それは、
君が本気で私に会いたいと思ったからだろう
その式神というのかい?
その時は、心の中から出て来て欲しいとは思っていなかっただろう
そうだ!
式神を召喚する時は
そもそも、式神に興味が無かったし
呼んだ所で何をさせれば良いのかも分からなかった
しかし、昔から憧れていた
天使を呼ぶ時は
会いたい、出てきて欲しいという気持ちが強かったのだ
しばらくすると、
パニックになっていた頭も
少しづつ冷静さを取り戻り
目の前に天使が居るという
絶対にありえないシチュエーションを受け入れ
普通に天使ガブリエルと会話する事が出来ていた
これも、きっと陰陽師の血が俺にも流れているからかもしれないな
と思っていた
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