星の花火
星が出来た、と友人は黒い玉を見せてくれた。薄汚れた小さな玉で、夜空に浮かぶ星ではなさそうだ。そして夜、星が上がるから、と友人に誘われて、私は屋根の上に座っていた。空は真っ暗だ。困惑していると、ドーンと大きな音がした。
「星の集合体だ!」
友人は笑顔で、大輪の花火を指差した。
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