お○j

 僕はお○jという掲示板をよく利用しています。そこで、ある投稿がありました。

【朗報】ワイ、神になる。

その投稿は普通の人ならただスルーしてしまうような内容でしたが、なぜかこの時には非常に重要なものに感じたのです。僕はさっそくその神とコンタクトをとってみることにしたのです。

そして次の日、「お~い、かみさ~ん!」と呼びかけます。すると返信が届きました。

「あ?」

おおっと! なんか意外な反応が帰ってまいりましたぞ! ただ、返信を見てみると、「あ?」という文字だけが返ってきました。僕はどうすればいいのかわからず、とりあえず「これからよろしくね!」と送っておきました。

すると、再びすぐに返事が返ってきたのです。そこには、「よろしくお願いします」という文字が……。どうやら神さんは非常に律儀な人のようです。

それからというもの、僕たちは頻繁にネット上でメッセージを送りあう仲になっていきました。そして、次第に僕と神の距離は縮まっていき……ある日のことです。「ねえ、会ってみない?」

ついに神からメッセージが届きました! これはとうとう会える時が来たのです! しかし、ここで問題が発生します。僕は正直言って引きこもりなのです。あまり外に出たくありません。

そんな時、神がこう言いました。「じゃあ、僕がそっちに行くよ」と……。そして僕は自分の家に神が来ることになりました。

この時ばかりは僕のテンションも最高潮に上がっていましたね。もう神の来訪を今か今かと待ちわびていました。

そしてついにその時は訪れたのです! ピンポーン! と家のチャイムが鳴り響きました。僕は「神が来た!」と思い、玄関に駆けだします。

ガチャリ……扉を開くと、そこに立っていたのは……配達員さんでした。どうやらインターネットの会社から配達が来たようです……。しかも大き目の荷物で、部屋の中に運び込むのが大変そうです。

「……どうも」

宅配員さんは淡々と仕事をこなしていきます。そして、「こちらにサインをお願いします」と言われました。

「あ、はい」

僕はペンを受け取り、荷物にサインしようとします。するとその時です。宅配員さんはこう言いました。

「……また神か壊れるなぁ」

そういって、そのまま扉を閉めてしまったのです……! こんなことがあってたまるだろうか! いやあ~、やっぱり神なんてものはどこにもいないんだなぁ……と感じさせていましたね……w 。

僕は再び家に引きこもることになりましたとさ……。チャンチャン。

以上、僕の体験談でした!

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