第7話 六日目

 ピロリ除菌も終盤戦。相変わらず胃酸のせいで口の中が苦く、飴が手放せない。

 どうやら、ピロリ持ちの人は胃酸が抑えられていたのが、除菌でピロリがいなくなったせいで胃酸がドバッと出てしまうらしい。ということは、ピロリ除菌には成功しているようだ。バンザイ!


 今日は思わぬ伏兵、頭痛のせいで撃沈していた。もとももと頭痛持ちでもあるので、除菌中でも頭痛薬は飲んでいいとドクターには確認済み。とはいえ何か影響があったら怖いので、飲むかどうかを逡巡し、結局3時頃に通常の半分である1錠を服薬する。

 頭痛持ちなら分かると思うのだが、「頭痛が来る」という予感がした時点で飲まないと薬がなかなか効いてくれない。結局頭痛は治らず、晩ご飯を作って食べたあと、胃酸過多と悪魔合体して「吐き気を伴う激しい頭痛」になってしまった。

 アカン、一歩でも動くと吐きそう。でもネコ様が「かまえ撫でろ」と言っている。

 フラフラしてネコ様を撫でにいくと、賢いネコ様は「こいつマジでアカンわ」と察してくれたのか、ネコ用こたつに寝に行ってくれた。

 今吐いたらピロリ除菌剤が外に出てしまう、と床(「とこ」ではなく「ゆか」)に寝たところで眠ってしまい、気がついたら11時。吐き気は収まったもののまだ頭が痛い。

 明日仕事だし、今のうちに薬飲んでおかないと明日まで持ち越してしまう。でも、胃が確実に弱っているので飲んだら吐くかもしれない。

 再び迷った末、ヨーグルトを食べてからバファリンを1錠飲む。

 バファリン、君の半分はやさしさで出来ているんだろう? 頼む、やさしくしてくれ!


 とまあ、本日は笑いどころもなく病状日記になってしまった。関西人のいう「で、オチは?」というやつですな。

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