第5話 四日目
ピロリとの闘いも、本日で折り返し地点。
朝起きると、口の中が苦酸っぱい。胃酸があがってきているのだろう。逆流性食道炎の人は毎日これより酷い状況なのかと、想像するだけでつらくなる。
昨日の反省をもとに、出勤時間ギリギリまで家のトイレに籠もってから出発したものの、車の運転中にお腹が痛くなる。そしてまた会社のトイレで籠城。とはいえ昨日よりは大分ましで、普通の歩幅で歩いても平気だし、椅子から立ちあがるのも足腰だけでできる。
ただ、ずっと口の中が苦いので、こまめにお茶を飲まないと顎のリンパ(?)がキューッとなってしまう。仕事中以外は飴を舐めてしのぐ。飴ちゃん、ありがとう!
そんなこんなで胃酸大暴れの四日目だった。これを書いているとき、眠気に負けて机に突っ伏して寝てしまったのだが、起きたら口の中がメチャクチャ苦くて辟易した。今、胃の中どんなことになってるんだろう。
人間ドックには胃カメラがついていたのだが、担当ドクターによってはリアルタイムで画像を見せながら「はい、ポリープあるねー」などと解説してくださる。私はそれが楽しみで、喉に胃カメラ入れてウゲウゲしつつも画像に食い入るように見ている。
みんなそうなのかなと思ったら、「麻酔あり」を選択しているので寝ている間に検査は終わっている、という人が結構いた。麻酔の理由は、胃カメラが怖いから。私からすると、意識が途切れることの方がよっぽど怖いと思うのだが、人それぞれなのだなあ。あと、最近は鼻から入れる胃カメラもあるらしいが、喉より鼻の方が怖くない? 失敗したら脳味噌にカメラ突き刺さりそうな気がするし。
闘いもあと三日。土日は休みなので、平日よりは気が楽である。このまま「我慢できないほどの不調じゃない」程度で済んで欲しい……。
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