受け継がれる精神美 ―サクラ―

 冬を耐え忍んでつぼみを膨らませ花開く“東の国”の春の代表格、得も言われぬ程に美しい色を奏でる花――サクラ。


 風に吹かれて快晴の空に舞う花弁はなびらは、でありつつも


 なる花のあわべに――桜色。それは何にも染まらず、はるか彼方のいにしえより受け継がれてきたの贈り物なのだ。


 未来永劫えいごう、儚さと美しさを併せ持つ花を、先人たちと同じ様に私たちも受け継いでいこう。いつかこの国に、東の空から太陽が昇らなくなるその日まで。

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