第47話 高校ラグビー関東予選大会前の練習
テストも終わり9月も終わろうとしていた。
体育祭もあり、結構ハードなスケジュールになっている。
選手達は体育祭の練習をしつつ、自分達の関東予選大会に向けた厳しい練習もこなしていた。
伊沼「そろそろ体育祭か~」
一輝「そうだね、伊沼君はなんの種目やるの?」
伊沼「俺か?おれはな~、障害物競走かな~」
一輝「ふふ、伊沼君らしいね」
伊沼「なんだよ、俺らしいってそういうお前はどうなんだよ」
一輝「んー、僕は~借り物競走かな」
伊沼「はっ、一輝らしいな。一番目立たないしそこまで盛り上がりにかける競技だぜ」
渋谷「そんなことねーよ、俺だって借り物でるし盛り上がるだろうぜ。ほらクラスで点数つくだろ?種目ごとに頑張れればそれでいいと思うぜ」
伊沼「まぁ、そんなとこだな笑 てか予選も近いし結構ハードじゃね?」
渋谷「たしかに...体もつかな...」
横から敦が割り込んだ。
敦「普段から鍛えてたらなんてことないぜ、俺は余裕にやれるぜ」
伊沼「とかいって~怪我でもするんじゃないよ」
敦「うっせーな、怪我なんかしないわ!」
伊沼「それより須藤はなにでんの?」
敦「俺はクラス対抗リレーだけど」
伊沼「うわ、陽キャの競技~」
敦「本当はダルいから出たくないけど足早いひとあんまいないからさー。あと他に同クラの伊藤もでる」
伊沼「あーあのバックスの」
敦「そうそう、いつもダルいって嘆いてるぜ」
一輝「リレー頑張ってね、敦君」
敦「あ?お、おう」
渋谷「おーい、そろそろ練習始まぞー」
伊沼「て、あれ井宮とか他の皆は?」
渋谷「先に行ってるってよ、俺らが最後~」
4人は急いで向かった。
監督が椅子に深々と座っていた。
サングラスが太陽の光を照らしていた。
監督「はい、集合。えー、予選大会ももうすぐ近いです。それに加えて体育祭もあります。気を抜かずに全力で取り組むように。特に3年は最後の大会だからしっかりコンディションを整えるように。以上。」
淡々とガラガラの声で挨拶が終わった。
そして、今日から走り込みというハードスケジュールだ。
練習が始まろうとしていたその時に...
村雨キャプテン「おい、金井...それどうした?」
金井先輩(9番)が松葉杖をついて端に立っていた。
監督も思わず椅子から立ち上がった。
監督「その足どうした?なにも連絡がきてないが」
金井先輩「すいません、言い出せなくて...ぐす...」
監督「アホか、連絡くらいしろ。その足は捻挫か?骨折か?」
金井先輩「骨折です...全治2ヶ月はかかると言われました...」
監督「大会は出れなくなるがどうする?ここに残るか?」
金井先輩「はい...残らせてください...」
監督「無理はするなよ。そこに座ってなさい」
金井先輩は松葉杖をついてベンチに座った。
守道先輩「どういうことだよ、金井...なにがあったんだよ...」
金井先輩「選抜の日にちょっとね...」
守道先輩「誰にやられた?」
金井先輩「誰にって?試合してたから事故だよ。故意ではないと思うけど...」
村雨キャプテン「知ってる顔か?どんなことされた?」
金井先輩「強めのダブルタックルを食らってね。たしか1人は黒松だったような...記憶が曖昧で...」
守道先輩「テメー、黒松ぶさけんじゃねーぞ...おい!!黒松!!!」
黒松先輩「はいはーい、聞こえてますよーん。あれは試合中だったからよく覚えてないな。金井にタックル入ったのも曖昧でさ。多分入ったんじゃないかな?笑」
守道先輩「へらへら喋ってんじゃねーぞ!テメー!!ぶっとばすぞ!!」
監督が勢いよく咆哮した。
監督「喋ってねーで練習を始めろ!!!!」
ガラガラの声がグランドに響いた。
その声にマネージャー達と進藤コーチもびっくりした。
こうして暗い雰囲気のまま走り込みが始まった。
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