エピソード28 HOPPER VS EAGLE攻防戦十三
様々な戦闘が一件落着してそれからは特に戦闘も無くHOPPERが目的の達成が近かったその時突如調査に出ていたHOPPER兵士達をキメラ生命体【クロウ】が現れて襲い掛かり三人の兵士が死んだ。
そこに応戦する為にHOPPER兵士隊長の狩崎和也とそのサポートに五人の兵士がクロウの居る所へ向かい遭遇する。
それから戦闘になり、勝機が薄い事を知りながらもリヒトも苦戦したクロウに食らいつく和也。
そして今、これまでの戦闘の蓄積が生み出した好機とも呼べる敵が動けなくなったので今出せる全力に近い遠距離攻撃の集中砲火をキメラ生命体【クロウ】に浴びせるも
辺りに煙が立ちこみ視界を塞がれたが段々視界がハッキリして来てクロウにどれだけのダメージを与えられたのかが分かってくる。
「まさかこの私が貴様らなんかに少しヒヤリとさせられるとは思わなかった。だが、この貴様達から受けたダメージでよりこの気持ちが強まったよ。必ず貴様達を殺す…!」
そのより恐ろしい形相でダメージを庇いながら晴れてきた煙の中から殺気全開のキメラ生命体【クロウ】が姿を現し、そう和也達に言い捨てた。
「あぁ…分かってはいた事だが今、改めて思う。化け物が…!」
と目の前の出来れば受け入れたくない現実に対してそう言い捨てる和也。
キメラ生命体【クロウ】がゆっくり一部の隙も無く迫ってくる。
「もう、遠距離攻撃は無しだ。肉弾戦で攻撃する!!お前達は攻撃を上手く当てるための隙を作ってくれ!頼む。」
と和也が言うと準備し、攻撃態勢に入る兵士達。
HOPPER兵士達がライフルでクロウの周りを撃って隙を作る。
その隙に和也が突っ込む!
「行くぞ。俺自身のいつもの戦闘スタイルでクロウにどんな実力差があってもこれまでの実践で身に着けた俺の戦闘の腕を見せてやる…!」
和也専用のエネルギー弾発射ガンでの空中を飛び、その推進力で威力を上げてクロウを蹴りを浴びせる。
少しだけダメージが入る。
蹴り終えてすぐに反撃を受けないようにクロウから距離を取る。
それからクロウが反撃にカラスの羽根を刃物状に変形させた物を高速で
和也達に放つ。
あまりにも人の目には負えないので兵士達には数発命中して負傷してしまい致命傷となり絶命する者や体の部位をやられて悲鳴を上げながらも移動して壁にもたれて座り込む。和也は本人の直感とバトルスーツの機能のお陰で交したり受けたとしても致命傷は避けるように逸らした。
交わし切るとバトルスーツのメーターを見ると七割くらい使用しており、残り三割くらいしか安全に使えないという安全装置の役割のメーターである。
「クソ…これを超えると反動がやばいからな。でもそんなこと言ってる場合じゃないか。」
「何故、貴様らは足掻く?もう貴様らの最大戦力のリヒトは動けない。どうせこのまま私に殺されるだけだ。無駄な足掻きなど辞めてここで大人しくその天命を終えろ!!」
とカラスの羽根をエネルギーライフルに変形し、羽根をエネルギーに変換しチャージする。
それを見て最後の奥の手を使う事を決める和也。
和也専用のエネルギー弾発射ガンをエネルギーソードモードに変形させて戦いの中でこれまで息の伸びて来た時にいつも使っていた剣だった。
その中で己で編み出した剣の奥義がある。
それを今、残りのバトルスーツの残量と己の全てをかける覚悟で奥義を放つ構えを取る。
互いに貯めの時間があったが完了すると…
「剣技奥義…
「ブラック・バード・キャノン…!」
クロウのブラック・バード・キャノンを放たれ瞬間射程範囲外へ逃げその死角からそのまま突っ走って背後に壁から走り抜けて背後に回りクロウの首を狙う。
そのまま突っ込む。
発車してエネルギーを出し切るまで隙が生まれるだが、背中に生えている羽根を硬質化して受け止めるがそれを出力を上げて押し通す。
そしてクロウの背中に和也の奥義荒戦黒多撃が直撃した。
その攻撃を受けて丁度出し切ったエネルギーライフルがクロウの手から離れて地面に落としかけるとただの羽根に戻る。
攻撃を受け、前の方に押し出され立っていられず、顔から前に転がる。
奥義を打ち終えるとバトルスーツのメーターが一割になった。
余りにも無茶動きをしたのでその場に立ちすくむ和也。
「はぁ…はぁ…俺の奥義を受けてどれだけのダメージを与えられたかくらいは自分の目で拝まないとな。」
暫く倒れ込んでから動かなかったが羽根で背中を庇いながら起き上がる。
「なかなか効いたぞ。こんなダメージを受けたのは久しぶりだ!!貴様が今の唯一の脅威だ。まずは貴様から確実に殺す。」
と言いながらゆっくりと嘴部分から剣にしてゆっくりと迫ってくる。
「すぐ動けるのかよ。でも脅威認定されただけただの人間としてなら上等か。こんな化け物中の化け物に…後は任せた。皆…」
と言いながら
和也専用のエネルギー弾発射ガンの出力を最大にして最後のバトルスーツの残量をそれに伴う反動を無くす事と確実にそれを当てる為の動きに使う。
「これが最後の俺の悪あがきだ!食らえー!」
「何‥!?」
不意打ちだったので避けられはしなかったが咄嗟に羽根を防御壁にして凌いだ。
その攻撃でクロウの羽根を全て無くさせた。
それを見てい和也はこう呟く。
「必ずこいつを倒してくれ。リヒト…」
安全圏内を超え反動を受ける和也。
その痛みに歯を食いしばって耐えるが体は疲労困憊になっているのでその場に倒れ込んでしまう和也。
その姿を見て意外そうな表情をするがすぐに背中抜受けたダメージに耐えながらゆっくり和也の前に近寄る。
だが、和也は満身創痍の状態なので逃げない。
なのでクロウが自分を殺せる間合いまで来ることを許してしまった。
間合いにクロウが入るとすぐに嘴部分を剣にする。
その剣を振り上げ、自身のエネルギーを刀身に乗せ、殺せることを確信したクロウはその余裕から投げかける。
「これで貴様達も終わりだ。その様子ではもう何もできないまい。もうこれで貴様と対峙するのも最後だ。今は気分が良い。名くらいは聞いてやろう。いずれ忘れると思うが。」
「は?クソ…舐めやがって。俺は狩崎和也だ!」
「そうか。和也か。さらばだ!」
とクロウが剣を振り下ろそうとしたその時…
「和也隊長はやらせない!」
「逃げてください隊長!」
「俺達の事を忘れるなよ!化け物!」
と生き延びた隊員三人が和也を殺させまいと身を挺して抑えて逃げる隙を作ろうとする。
「よせ!殺され…」
「邪魔だ!カス共!」
と言い捨て黒いオーラで吹き飛ばし
三人を持っていた剣で切り殺した。
それを目の前で見せつけられる和也。
「くっ…あいつら…」
と悔しさに身を震わせる和也。
「ったくカスの分際で余計な真似しやがって…!さぁて、何だ震えているのか和也。心配するな。貴様もすぐに仲間達の所に送ってやる。今度こそさらばだ!」
と言うとまた貯めたエネルギーを剣に纏わせ振り下ろす。
果たしてこのまま和也も他の兵士達のように殺されてしまうのだろうか…
続
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