第7話

久しぶりに会ったね。

今日は僕が選んだ靴を履いてないんだね。

少し寂しいけど、君の顔が見られただけでもホッとするよ。

でもね、違う色の靴、今の君にあっているのかな。

新しいプレジェクト楽しみなんだね。

今度は君色でしてみて。

周りがどんな反応をするか。


ライトアップされた景色と夜空に光る星。

どちらが綺麗に見える?

僕はね。

やっぱり

君が一番、綺麗だと思うよ。

今、又、輝きはじめた君の瞳が笑ってる。

笑っている君が一番好きだよ。


僕と同じ色のものを一つでも持っている?

おまじないで何か、と、思ったけど、今の君には必要ないね。

欲しいものは何?


君が流す美しい涙を僕に見せなかった君。

もう、僕の囁きに飽きたのかな。


それでも構わないよ。

今はそばにいてくれるだけで。

手を繋いでいてくれるだけでては温まるけど、心は寂しい。

もう少しだけその細長い指を僕に絡ませて。

お願い

少し君の唇が冷たく感じる。

温かくしてあげるよ。

明日の朝も

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