第4話

部屋の窓を開けてごらん

冬紅葉がみえる

緑から黄色、赤と染まっていく


君の窓も開ける日

僕がプレゼントしたベージュのヒールを履いて

君がはじめて任されたプレゼン

成功するように祈っているよ

今日だけは背伸びをして大人の女性を魅せて


君の声が響くと良いね


君からの連絡待っているよ

だから、今日だけは許してあげる

僕以外に向けられる頬をピンク色に染めた君をね

髪の毛だけは一つに束ねて

それだけはお・ね・が・い


ご褒美はね

君の仰せのままに


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