2023.4.24 靴を間違える

たまに靴を左右別のものを履くと言う事故を起こす。一年に一度か半年に一度の頻度で。

だいたいブランドが同じだったり、色合いが同じだっりで大事故にはならない。


今日、事故った。


昼の3時くらいまで全く気が付かなかった。普通に仕事をして、お昼を食べて、仕事に戻って。ふと、足許を見たら右と左で違和感がある。

どちらも同じ黒。

だが、明らかに形と光沢が違う。

一気に血の気が引くのを感じる。

私は朝、この靴で外を歩き電車に乗って出勤してきたのか。同僚は嘘か真か全く気が付かなかったと言っていた。

本当だろうか。

確かに他人の足許なんてほとんど見てない。自分のものすら3時になるまで気が付かないほどに見ていないのに、他人のなんて見ているわけがない。

--でも。

気になる時はあるじゃないか。とても足許がオシャレだったり、あまりにも季節外れだったり、あまりにみすぼらしかったりしたら--。

一体どれくらいの人が私の靴に気がついただろう。

ああ、恥ずかしい。

出来ることなら時間を出勤前に戻したい。


運良く以前職場のパーティーで履いた黒のヒール靴を持ち帰らないで置いてあったので、帰りはそれに履き替えて会社を出た。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る