4/4:墓標にチェルシー

 今日は提出するプロットを作る。


 4/4ゾロ目でキリがいいし、死のようで縁起が悪くて良い。


 死といえば、この前部屋を掃除したら、大昔に祖父が買ってくれた籐の小物入れからチェルシーの空箱が出てきた。

 祖父は自分が小学一年生の頃他界しているし、チェルシーも販売終了になるらしい。どちらも亡きものだ。

 生きている限りこういうものが増えていくんだろうなと思った。


 海外の墓石に書かれる定型句のようなエピタフというものの中に好きな言葉があって、ラノベ書いたときも使ったんだけど、"tu fui ego eris"「私は貴方に、貴方は私に」というもの。


 私=死者、貴方=生者で「墓の下にいる自分も昔はお前のように生きてたし、今は他人事だと思っているお前もいつか死ぬんだよ」という警句。

 怖い話っぽいけれど、墓参りに来たひとが読むものだと思うと「貴方が私を悼んでくれるように、貴方の人生もいつか誰かに思い出されるものになるよ」ともとれる。


 自分は注目されるのも興味関心を持たれるのも苦手な方なので、死んだ後に思い出されるなら、せいぜいチェルシーみたいに販売終了になった飴の包み紙が遺品のコートのポケットから出てきたついでくらいがいいなと思う。


 最初から暗いですか。

 初回でふるいにかけるのは大事ですからね。

 敢えて暗さの底を割っておこう。

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