第8話

 春の風、春の憂鬱

 さよならは言わなくていいけど

 きみがまた来るまでの間の

 インターバルに、土俵に角砂糖をばら撒いた


 私たちはすべて

 血が蒸発して、肉が腐敗して、

 骨が散らばって

 そのうち砂になりました

 2年後にお会いしましょう


 花が咲いています。

 誰にも見られない花

 見ることも美しいことも

 人間のエゴ、宇宙人の性癖

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