文女あやめ詩集
ヤッキムン
転校生のボク
「3年生までは、美羽ちゃんといつもいっしょに遊んでたのに
4年生になって、美羽ちゃんといつもいっしょに遊んでいるのは、転校生のキミ
教室でも廊下でも校庭でも体育館でも図書室でも音楽室でもプールでも
美羽ちゃんと今いつもいっしょにいるのは
転校してきたキミ」
「ボクは、転校してきた初日、同じクラスの美羽ちゃんと、街で偶然?会って以来
いつも学校で美羽ちゃんといっしょにいるけど
3年生の頃のことは、なにも知らないんだ」
「たしかに...そりゃそうだ...
キミは、なにもわるくない」
「潔いキミは、なんとなく、美羽ちゃんとお似合いな気は
めっちゃ感じる...3年生の頃のふたりのことは、
なにも知らないのに」
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