流れる時の中で

山奥に住む老人と孫娘の美月は、自然と共に生きる生活を送っていた。美月は山を散策する中で、時の流れが早く感じられないことに悩んでいた。


ある日、美月は山道で道に迷い、辿り着いたのは薄暗い岩の洞窟だった。中には、石仏が並んでいた。美月は足を止め、考え込んだ。「時が止まってしまえば、こんなに幸せな時間を過ごせるのに。」


すると、老人が「時は流れるもの。その流れの中にいることが大切だ」と言い、自分が若い頃に自然災害で失った家族を思い出して語り始めた。


老人が語る中で、美月は「今を大切に生きることの大切さ」を知り、時が流れる中で生きる喜びを感じるようになった。


《終》

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