ダンジョンマスター押し付けられた(´・ω・`)〜ダンジョン防衛の為に軍隊を編成しましょう
龍流延焔
第1話
退魔師が進まんので、なんか書き溜めてたのを投稿します。完全趣味です。
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速報、俺氏雷に打たれて死んでしまう。
現在恐らく閻魔様の元へ続くと思われる道を移動中。
俺の名は
上にも書いてある様に俺は雷に打たれて死んでしまった。そして今は所謂四十九日的な状態で黄泉路を歩いているところだ。
いやはや、まさか軽く飲んで家に帰る途中に晴れ渡った夜空から雷が落ちてきてピンポイントで俺を撃ち抜くだなんて誰が予想できよう?確率ヤベェなww
さて、そんなこと言いながらも歩いているんだが本当に後どのぐらい歩けば良いんだろうね?あと、これから先閻魔様に会う事になっているのかもしれないけど出来れば神社の像みたいな厳つい感じじゃなくて美少女とか美女の閻魔様だったりしないかな?
そんな馬鹿なことを考えながら歩いていると、突然体が動かなくなった。いや?肉体はすでに死んでいるから魂が動かなくなった的な?魂でも金縛りとかあるのね。
俺が不思議がりながらも硬直が解けるのを待っていると。
《見つけた》
男か女かわからない中性的な声が聞こえると同時に光に包まれて意識を失った。
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「ん?ここは?」
俺が目を覚ましあたりを見回すと、そこは古代ギリシアの神殿の様な場所だった。
神殿は大理石の様な物でできていて、色も純白とても神聖な雰囲気が漂っていた。
「おや、起きたかい?」
俺が感心しながら神殿の壁や柱に彫られた彫刻、飾られた絵画などを見ていると突然後ろから話しかけられた。
「誰だ!?」
俺は驚いてビクッとなって咄嗟に後ろを振り向きながら前に飛んで転がった。
これでも俺は他人に比べて気配に敏感で、学校なんかでもこっそり近づいて驚かされるなんでことは一度もなかったんだがこれは予想外。
それで、肝心の話しかけてきた人物を見るととても不思議な光景が目に映った。
別に何処かのホラー漫画よろしく誰もいないとかではない。ただ、いるにはいるがその姿は普通ではなかった。
姿形は人型だ、だがその人物は全身に光を纏って...いや、体から光を放っていてぼんやりとしか体の形が分からず男か女か歳をとっているのか歳をとっていないのか分からなかった。
「そんなに驚かなくても良いじゃないか。でもまあ、いきなりこんなところに連れてこられたら困っちゃうか」
男か女かわからない声でそう言って光を発している人物は頬を掻くような仕草をした。
「いやそりゃ驚くだろう。それを置いておくにしてもアンタは誰だ?ここはどこだ?ちなみに俺は佐藤星矢、享年三十歳の独身だ」
俺は相手に返事をしながら質問と自己紹介をした。
「君の事は色々知っているよ。でも、確かに自己紹介をしていなかったね。とは言え、名前は今はまだ教えられないんだごめんね?とりあえずリンと呼んでくれ」
そんなことを言ってきた。怪しさ満点である。あと、偽名が女っぽいのがなんかなぁ
「怪しいが言えないなら別に良い。もう一つの質問に答えてくれ」
「はは、ありがたいね。あ!でもこれだけなら言えるよ。私は君たち人間が言うところの神や仏の様な超常的な存在だ。それからここが何処か?だったね。ここは異空間にある私の生活空間だよ。まあ、領域や神域、聖域などの言い方の方がそれっぽいかな?」
なるほど、予想はしていたがマジもんだったとはなぁ。
「ほーそうなのか。それで、そんなのが俺を呼んで何の用なんだ?」
「おや?思ったより驚かないんだね」
「まあ、死んで魂だけの存在になる前から神社行ってお願いしたりすると何かとうまく行ったりしたし、いるところにはいると思ってたからな。まさか拉致られるとは思わなかったけど」
「それは...まあ、申し訳ない。でも、君の氏神や産土神、あと君を裁く予定だった閻魔にはしっかり許可をもらっているからそこは安心してね」
てことは、逃げた魂を捕まえろー!みたいな感じで地獄の鬼やら死神やらが追っかけてくることも無いのか。それに、氏神様と産土神様に許可をもらったってことは実家の山ん中にある社の中にいたのかな?ガキん時に軽く直したり掃除したりしてお供物供えてたからこれからは出来なくなるけど誰かやってくれる人いるかなぁ?
まあ、それは一旦置いといて。
「とりあえず色々わかったから俺をここに呼んだ理由を教えてくれるか?」
考えるのを一旦やめた俺は目の前の神?に聞いた。
「そうだね、まず君は戦争映画や戦闘シーンのあるアニメなんかが好きだよね?」
「まあ、そうだな。人並みよりは好きだな」
「それに加えて、その中の登場人物に憧れて古武術やら西洋剣術、近代格闘術なんかを身につけたよね。しかもかなりの練度で」
「ああ、若気の至りだな。それに当時は物騒な事件とかも起きたりして暴漢ぐらいなら叩きのめせる様になりたかったからな」
まあ、結果としてハマって三十になっても基礎の鍛錬くらいは続けていたからな。
「私は君に所謂異世界と言う所へ行ってもらいたいんだ」
「異世界?」
「そう、君が見たアニメや映画の中の様な異世界。剣と魔法、そして人の悪意やらモンスターの脅威やらがある世界だ」
「それだけ聞くと世紀末じみてないか?」
説明を聞いて思わず聞き返した。
剣と魔法はともかく人の悪意って、実際にあるかもしれんが言わんだろ。
「そんなに酷くはないよ。文明レベルは中世ヨーロッパぐらいだけど魔法なんかのおかげで一部は現代日本と同等だし、人の悪意は日本よりわかりやすいと思うよ?ネットとかないからね」
そう言ってきた。
まあ、確かにそれは言えてる。魔法を使えば一部でも現代技術を超越できるだろうし。悪意に関しては現代も大概...いや、監視カメラやら専門の道具に心理学を研究してる教授なんかもいることを考えればそれから流れる時点で狡賢さなんかの点で言えば異世界よりも酷いか?でも、異世界も魔法やら特殊能力でやったりして証拠を消せるのを考えればどっこいどっこいか?
「まあ、人の悪意に関しては世界問わず酷いところは酷いと言うことにして俺に何をさせたいんだ?勇者にでもなって魔王を倒せと?」
面倒臭そうな考えはほっといて気になった事を聞いてみた。
「いや、君にはダンジョンマスターになってダンジョンを作ってもらう」
ん?ダンジョンマスター?
「ダンジョンマスターってダンジョン作って冒険者やらを誘き寄せてダンジョンの中で殺すって感じの?」
「うん、侵入者に対して殺すかボロ雑巾にして叩き出すかなんかの判断はそれぞれのダンジョンマスターにしてもらうけどね」
なるほど、なるほど。
「はあああぁぁぁぁぁぁ!!!!????」
叫んだ俺は悪くないと思う。
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趣味全開でいきまっせ(΄◉◞౪◟◉`)
初めのうちは説明&ダンジョン作成ですが、ある程度経ったらバトルとかほのぼのとかあるんでお願いします。( ˙-˙ )
あとご都合主義が暴走しますがそう言う作品だと思ってください(´・ω・`)
誤字脱字の報告の方もお願いします。m(_ _)m
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