落ち零れの気術使い
アホアホマン
第1話 物語の始まり
ここわ魔物、人類、亜人など様々な者たちが暮らす世界ジスタード、そこに仲良く暮らす四人の家族がいました。
父「いや〜今日もいい天気だなあ、よし!娘達よ!久々に稽古でもつけてやろうか!?」
にこにこ笑顔で自分の娘達に問いかける父、だが
娘達「「今日わママに料理教えてもらうから無理」」
修行の誘いを断られた父わ若干うなだれながら、それじゃあしょうがないなといった感じでわざとらしく言う
父「ガーン なら、一人でやってくるよ」
すると、姉妹共々親の事は大好きで稽古もそれなりに好きなので、一人で行こうとする父に反応するが妹のほうが一歩早かった
妹「あ、まってやっぱり、パパにお稽古してもらう〜」
妹がそう言い姉も少し遅れながらも取り合う
姉「あ、こらずるいわよ!私が先よ!」
そうして父からの稽古の主導権を懸けた姉妹のじゃれ合いが始まろうと、 していなかった。なぜなら少し言い合い出した時に父が優先を決めてしまったからだ
父「は、は、は、なーに、パパわ逃げないよ、そうだな、今日わ妹に稽古をつけてやろう」
そう言われ妹わ喜ぶが選ばれなかった姉の方わ頬をリスのように膨らませ、明らかな不満顔をする
姉「もー、次わ絶対私だからね!」
その一連のやり取りを見ていた母が微笑ましそうに父に言う
母「ふふ、仲がいいですね、それならあんまり家から離れちゃだめですよ?」
その母からの言葉に答える父
父「はは、大丈夫さそこらでやってるからさあ、行くぞ?」
妹「はーい」
そうして父と妹わ仲良く手を繋ぎながら稽古をつけるため少し移動しだす。それと同時に母わ姉と一緒に家の中に入りキッチンへと赴く
母「フフ、それじゃあ姉わお料理の練習しましょうか」
姉「はーい」
そうして母娘「姉」と父娘「妹」わ互いに互いの事をしだす。仲睦まじく暮らす四人の家族
これわなんの因果か、たまたま魔力をほとんど持たずに生まれた少年と、とある運命を背負っていた少女の二人が、幾度の困難を乗り越え、幸せに暮らしていくお話。
ここわこの物語の始まりの村【ヒート村】まあ始まりと言ってもRPGでよくある最初に主人公が旅立つ村である
そこのとある広場の草原で一人の少年が三人の子供達に石を投げつけられ虐められていた。
アズマ「ほーらレイ行くぞ〜、ちゃんと避けなきゃ当たっちゃうぞ〜、アヒャヒャ〜」
そう言いながら楽しそうにレイに向かってまた一つまた一つ、手頃な大きさの石を投げつけるクスマそしてそれを見てゲラゲラと笑う子分二人
レイ「やめて、もうやめてよ 痛いアズマ君」と徐々に体を屈め急所を避けるレイ
クスマにやめるよう訴えかけるが一向にやめる気配がない
だが、レイがこの扱いを受けているのにも理由があった、この世界で人わ老若男女問わず皆魔力を持っている、そしてそれわ子供の時でも軽い身体強化や指先に灯火くらいの大きさの小さな火くらいつけれる魔力があるのだが、レイにはこの魔力極端に少なく灯火どころか身体強化もままならかった。そんなレイを見てクスマ自分よりも弱い者を虐げるかのように虐めていたのである。
だがレイも好きで魔力が少ないわけでわなく、生まれた時から元々の貯蔵魔力が一般よりも少なかったのである。
??「こらー!またレイ君を虐めてるな!アズマ!、だめでしょ!」
プンプン怒りながら、レイに近づいてゆく女の子、リーナ
アズマ「虐めじゃねーよ、躾だよ、し つ け、誰が上なのか今のうちに教えとかなきゃいけねえからなあ」
笑いながらリーナに言うアズマ、ちなみにアズマわこの村の子供の中では魔力量が二番目に多い
リーナ「躾なんてそんなことする必要ないわよ、レイわ人間なんだから、ちゃんと人として扱いなさい!じゃないと失礼よ!」
アズマに説教をするビルチ
リーナ「大丈夫?レイ君、怪我してない?」
レイに寄り添い心配するリーナ、体を少し触り怪我がないか確認する
レイ「ありがとうリーナ、でも大丈夫怪我わないよ、」
リーナ「それなら良いけど、でもまたやられたら言ってね?守るから」
そんな二人に水を差すアズマ、「お~いリーナ、そんな弱虫ほっといて俺と遊ぼうぜ」
リーナ「嫌よ、私弱い者する人とわ遊びたくないもの」
アズマ「ち、しゃーねーな、それじゃあ俺わこれから魔法の稽古だからまたな~、レイやられたくないなら少しわ努力してみろよ、まあできればだけどな!アヒャヒャー」
そう言って自分の家に帰って行くアズマ
そうしてアズマとその取り巻きが立ち去った後、レイを心配し寄り添い共に帰ろうとするリーナ
リーナ「全く、あんなやつ気にしなくて良いわよレイ、あなただって今わ弱くても稽古を続けていけば魔力が増えて誰にも負けないくらい強くなるわよ」
励ますリーナ、だがレイわ違った
レイ「それわリーナだから言えるんだよ、僕だってリーナや皆みたいになりたかったよ、だけど自分の事わ自分が一番よくわかってるんだ」
そうリーナわこのヒート村の子供達の中で一番魔力量が多いのである、レイの言葉を聞いて顔を俯かせるビルチ、だが次の言葉で笑顔になる
レイ「だけどリーナ、励ましてくれてありがとう、これからも頑張って稽古して君に追いつけるようにするよ」と若干はにかみながらも悔しそうな表情で言うレイ
リーナ「な!まっ全く調子いいんだからもう、そうよこれからも時々様子見に行くから私に追いつけるようがんばりなさい!約束よ!」っと照れながらも嬉しそうに、そして素直になれないながらもレイを励ますリーナ
レイ「うん、約束だ、それじゃあね リーナ僕わ帰って稽古するよ」
リーナ「ええまたね」
と挨拶をし、お互い家に帰る少年と少女
レイ 家にて
レイ「ただいま!父さん!母さん!」
母「お帰りレイ、お父さんが呼んでたわよ」
居間の椅子に座りお茶を飲んでいた母、帰ってきたレイを見て近寄り異常が無いかっ確認する
母「大丈夫?レイ、またあの子の何かされなかった?」
レイ「大丈夫だよ母さん、今日わただ遊んでいただけだから」
母「そう?なら良かったけど、何かされたらすぐにゆうのよ?」
レイ「わかってるよ母さん、それじゃあ父さんとこ行ってくるね」
ここまで母が心配するのわ理由があった、確かに今日レイわ傷を治したとわいえ虐められていたがそれだけが理由でわない、前々からレイわクスマに形は違えど似たような虐めを受けていたからである。だから母も心配しているのである。
客間にいるお父さんの所に行くレイ
レイ「父さん、用ってなに?僕魔法の練習がしたいんだけど」首を傾げながら言うレイ
客間にわ父と知らないおじさんが三人座っていた。
父「おおレイ、きたか、いいかレイ?これから話すことわお前のことを思っての事だ、まず、レイ、お前にわ今日から魔法以外の事も学んで貰う、そのためにこちらの方々が来てくださっている。」
そう言わてレイも目の前にある椅子に座っているおじさん達に気が付くレイ
父「こちらの方々わ極東の方から来た方々だ」
父からの紹介が終わり自己紹介を始める三人
サム「やあレイ君、はじめまして、僕わサム、カンフーというものをやっているよ」
サム。服装わよく昔のカンフー映画に出てくる一般的な服で色わ赤、一般的なそれなりの修練を積んでいるしっかりとした体躯だ
ガイ「俺わガイ、俺もサムと似たようなことをしているが俺の場合わ気術、この国でわオーラや波紋とかなんかまあいろんな呼び方されてるがまあ、気術を主にやってるよ」
ガイ。サムよりも大柄であり見た目でわわかりづらいが、全体的に鍛えた体をしている。
アラン「俺わアランだ、俺わこの国の魔法師で君の教育係を頼まれている」
アラン。身長体格わサムとそこまで変わらない素人目でも一目でしっかりと鍛えこまれた肉体なのがわかる。
それぞれが自己紹介を終え、父が話を切り出す
父「レイ、これからお前にはこの方たちに稽古つけて貰う、魔法でも気術でもカンフーでも、どれでも自分にあったものを探して伸ばすんだ」
レイ「わかりました、父さん、僕の先生か、それも三人も、これから楽しみだ」まだ見ぬ明日に希望を見てニコニコ笑顔になるレイ
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