六月

6月1日 ミックスカットステーキ重

 六月に、なってしまった。

 だからといって何があるわけではないが、漠然と時が過ぎて行ったことを思う。カレンダーをめくれば新しいネコチャン。今年は岩合光昭の『世界の自由ネコ』カレンダーを壁にかけている。猫を飼えない家だからせめて、写真の猫を愛でたい。それに人がいない山陰には、猫もいない。悲しいことである。

 そういえばこのカレンダーも、年末に広島へ行ったときに買ったのだった。この辺りには、好みのカレンダーを売っているところが無くて。


 梅雨が来て、台風が来て、外は大雨ざあざあ降り。ひどい頭痛に苛まれている。助けてくれロキソニン。今日はなんだか効きが悪い。ドリンク剤も飲んだのに。誰もお前を愛さない。


 とりあえず、洗濯機を回すことはした。乾燥機付に買い換えて良かったと心から思う。

 洗濯物を干す作業が嫌いである。数枚ならば良いが、大量にあると気が滅入る。水を吸った布は重く、何枚も掴んでいるうちに指先が冷えていく。冬などは特に辛い。ピンチハンガーやパラソルハンガーのバランスを考えながらチマチマと干すのも面倒極まりない。それをまた取り込むのもかったるい。

 体調の悪いときに、これらの作業をするのは無理である。電気代の高騰は痛いが、QOLのためには捨てられない。


 頭痛に貧血症状を伴っているようだったので、夫に肉を買ってきてもらった。『ほっともっと』の「ミックスカットステーキ重」である。

 最近は弁当続きで夫には申し訳無いが、体調が安定するまで許してもらいたい。

 ごはんの上には肉と漬物のみ。潔い弁当である。

 パリッとしたウインナーと、ふっくら柔らかいグリルチキン。カットステーキの肉は大したことはないのだが、しっかりとかかった黒胡椒と、別添のミックスステーキソースが良い。ガツンとくるガーリックに醤油、大根おろしと甘いオニオンで、一気にジャンクな味になる。ソースが染みたごはんもうまい。やはり体が肉を求めていたのだな、という気持ちになる。


 しばらくはまたこうした日記が続いてしまうかもしれない。爪がなかなかひどい色をしている。どうしたものか。

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