4/19(水)「桜」

桜の季節が過ぎても咲き誇る、永久の庭。

明るく朗らかな美貌の青年が、花と同じ名を持つ少年を抱き抱えるように花見をしている。

「なぁ、くっつきすぎ」

「えぇ?良いじゃないか。今までの分さ」

頬を膨らます…振りをする。

「大人は狡い」

「君を絡める為にね」

終わらない春も君となら祝福の庭。


 【あとがき】

 お題「花見」の二人の後日談です。

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