3/15(水)「朧月夜」

「朧月夜が美しいから。君と月見酒がしたくなったんだ」

なーんて、君が言うからさ。春も夏も秋も冬も。いつだって家の縁側には酒とつまみと君の居場所ができてしまった。

『月が綺麗ですね』を毎回形を変えて君は言うけれど。

ただただひたすらに、月がない夜も君と一緒にいたいんだ。

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