第3話 文字が読めない

「ねえねえーこれなんて書いてあるの?」と年長になった長男が私によく聞いてくることがあった。そうなんです‼私は子供に何も教えてこなかったのです。生活することだけで精一杯だったのでず。


やばい~‼長男は字が書けないどころか読めない。私自身本を読むことが大の苦手、読み聞かせなんてできないし。字を覚えるのは小学校に入学してからでいいと考えていた😑


息子に聞くと、お友達は字が読めるし、書ける友達もいるということだ。

「あ」~「ん」を紙み書いてお風呂場のタイルに貼り覚えさせたがなかなかおぼえられない。

そこで考えた『子供に字を覚えさせる方法』

長男が大好きな新幹線の図鑑を図書館で借りてきて、新幹線の写真と名前の文字を見て覚えさせたのです。

簡単に言うと新幹線の写真と写真の下に書かれている文字を目で見て、私が新幹線の名前を読み上げて耳で聞かせる。目と耳で写真と文字を覚えさせていく方法です。

ただし、一切書くことは教えませんでした。書き方は小学校に入ってから教えてもらえばいいと思っていたからです。

次に本当に文字を覚えられたかテストをするために紙に「あ」~「ん」までの字を書き、順に読ませてみました。なんと、ひらがなを覚えられていました。


ただ単に文字を並べて覚えさせようとしてもなかなか覚えられなかったが、新幹線の写真と名前の文字という組み合わせを何回も見させて聞かせることで、数多くの新幹線の種類を覚えることができたのです。





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