元一般人な少年は暗殺学校に強制入学させられ最凶になるようです
冬月龍
第一章ここからが全ての始まりだった
プロローグ「最凶の暗殺者」
みんなはこんな話を聞いたことがあるだろうか。
この街には残忍で最悪な暗殺者が居ると。
そいつは、あらゆる方法で人を殺し、誰にも悟られず誰にも見られず多くの人々の命を刈り取っていた、だが1度だけ見られたという噂が広まった、1人の老人が人を殺すところをみたらしい。
その姿は月の光に照らされて輝く白髪なのか銀髪なのか分からないそれはとても怖く美しい少年の姿を見たそうだ。
そこから付けられた異名は殺戮の白狼。
これはいつから始まったのかも分からない根も葉もない噂話。
だが、この噂を多くの人が信じた。
そんなバカげた噂の一部始終がこれだ。
ピチャ…ピチャ…ピチャ…
何処からか何かの滴る音が辺りに反響した、これを聞いた近くの老人はその場所へ息を忍ばせながらゆっくりと近ずいて行った…
「この音はなんじゃ…散歩でここら辺を歩いていたら突然何かの滴る音が聞こえてきのじゃが…」
老人は小声でそう言いながらもその音の鳴るほうへゆっくりとそれでいて早く向かった。
〜数分後〜
「ここか…」
老人は音が出ている場所に着いていた。
そこは薄暗い路地裏だ、だが少し妙なのだ、今の時間は深夜3時老人はいつもの道を散歩していたのだが。
昨日は雨も降っていない、それでいて今夜は月が良く見えていてそれでいて満月の日だ。
それなのに路地裏の方を見ると、月の光が当たってないで済まされるのだろうが…
何故こんなにも何も見えないでいて、それでこんなにも音がはっきり聞こえるのだ…?
「いつも雨が降っていてもここまではっきりとは水滴の音は聞こえないのだが…」
老人は不思議に思い見に行ったのか、それとも好奇心なのか、はたまたま誘われていたのかは分からないがゆっくりと足はその路地裏に向かっていた。
そこにむかえば自分の命の灯火が無くなるとも知らずに。
「ここから音が強くなっているな…」
老人は息を潜めながら強くなった音の場所に着いた、そこでゴクリと喉を鳴らした。
老人が喉を鳴らした瞬間に!
老人の頭の上から何かが落ちた!
「!? なんじゃ!?」
老人はすぐさま上を見た!
「あれは…!!」
老人はそのあるものを見て、一瞬にして全身から血の気が一気に引き、顔が真っ青になった。
それもそのはず、だって老人の真上には沢山の死体が吊るされていたのだから…!!
老人がその死体に気づいた瞬間に後ろから声が。
「はは、やっぱり来てくれた、ご苦労さま、それじゃあもう死んでいいよ?」
スパン
余りにも早くに後ろから刃物で首を横に切られたため。
老人は少しながらも意識があった、それは不幸か幸運か自分が殺した物の顔を老人はくっきり見たのだ。
「あっが…」
月の光に当てられていて良く見えていた、髪は短く髪の色は真っ赤、まるで血が髪の隅々まで染み付いているかのうように…、はたまた人を殺して受けた返り血が髪に染み付いているのだろうか…、それでいて顔は幼い、見た感じ10歳くらいだろか…?体は10歳くらいの身長でいて、体はスマートだ、こんな少年に何故あんなにも綺麗に人の首を切断出来たのか老人は理解出来ずにその意識は消えていった…
少年は老人を殺したあと、老人と吊るしていた死体を処理した、後にスマホを取りだしとある人物に電話をかけた。
「はぁ…もしもし父さん?今終わったよ、これで僕は普通の生活に戻るよ?父さん」
この声は酷く疲れきっており今にも倒れてしまいそうなそんな声をしていた。
「ああ、分かっているとも、これでお前は……を消去して元の生活に戻れる」
その声は冷たく本当に親なのか疑うものだった。
「それじゃあ僕は戻って寝る、後の処理は頼んだよ」
そう少年はいい電話を切った。
「はぁ…やっと普通の学生生活を謳歌出来る」
少年はそう呟き、夜闇に消えていった…
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