私のしくじり黒歴史
砂上楼閣
第1話〜ただの独白
恥の多い生涯を送ってきました、なんて風に始めると随分と文学的な出だしになるけれど。
この場合、本当に恥の多いだけの人生だったと、懺悔するような気持ちで言葉にしているだけである。
文字にして、言の葉にして、吐き出しているだけである。
この作品はある種の自己紹介であり、自己満足であり、思春期男子が衝動の赴くままに綴ったポエムのような自己陶酔であり…
言ってしまえば、また新たな黒歴史を綴っているだけである。
この作品、と言うのも烏滸がましい、ただ思いつくままに言葉を羅列しただけのこれらの文章は、作者である私が私自身に向けた問いかけであり、独白であって、ただの追憶でしかない。
つまり偶然にも目に留まって開いて読んでしまったあなた。
貴方か貴女かはたまたアナタなのかも分からないが、不運にも今この文をまだ目で追っているあなたが読んでも何の意味もないものである。
読むだけ無駄だし時間の浪費である。
まだ郵便受けに突っ込まれたどうでもいい広告や、普段あまり使わない電子機器の取り扱い説明書でも読んでいた方が有意義なものと言えよう。
これ以上無駄な時間を過ごし、貴重な人生の残り時間を浪費しないためにも、すぐにでもブラウザバックすることをおすすめする。
ここから先はあくまで私の人生において、ただただ失敗してきた、しくじってきたことをただただ愚痴ってみせているだけなのだから。
人の不幸は蜜の味とはよく聞くフレーズだが、それはあくまで実際に見聞きするか、物語としての起承転結なり、体を成していなければ共感もなにもない。
失敗の目次録を眺めるだけではなんの優越感にもひたれまい。
想像を膨らませることはできるかもしれないが…。
さて、そろそろ飽きてきたかな?
ならばさっさと読むのをやめて画面を閉じるなり、別の作品でも読みに行くがいい。
趣向を変えて動画や音楽に切り替えるのもいいし、晴れているなら運動に外に出るのもありだ。
建設的なことをすべきだ。
今の所発見も教訓も何もないだろう?
物語への興味や意義を見出すのは素晴らしいことだが、この作品に関しては本当に中身も何も無いし、得られるとしたら教訓を見出すべく頭を働かせることこそ最も有意義なことであるという気付きのみ。
また一つ賢くなれたと思ったならば今からでも遅くないので、そっと頁を閉じるべきだ。
と言うわけで、そろそろ終わりにしよう。
え、オチはどうしたって?
それこそあれだ、うまくまとまらなかったし思いつかなかったわけで…。
だから最初から言って、いや、書いておいだろう?
読むだけ無駄だし時間の浪費だと。
またこんな駄作を世に出してしまうという、新たな黒歴史を生み出してしまった。
これもまたしくじりだな。
いや失敗失敗。
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