【詩】洞窟


真っ暗な空間には

命は宿らない


視界を塞がれ

感覚の麻痺

余命いくばく

未来ひかり

見えない


声が聞こえる

記憶を呼び起こす

懐かしい声


彷徨さまよう魂は

その肉体に問いかける

「生きたいのか」と

しかし私は


太陽を失った世界

冷たい肉体

洞窟の中



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