【詩】海月


揺らめく

海の中

なぜかそれは

無重力で

宇宙を漂うよう


海月くらげだけれども

その海月

別の

神秘的な

何か


揺らぐ

揺らいでいる

なぜだろう

どこかうらやましい

「私も一緒に踊らせて」

なんて

言葉が通じないのに


ねえ、

もう少し

その姿を見ていても

いいよね


消えてしまう

終わりの時が来るまで



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る