【詩】心


僕が生まれる前から

言葉があって

一定の定義を持つ


辞書を引けば

相手の言葉を

相手の「心」を

理解できる、と


しかし

「心」は

言葉よりも

深い海

絡まった糸

混ざり合う絵の具、のような

不鮮明な世界の中にある


複雑だけれど

似たような複雑さを

共感することで

「心」が言葉を超えて

僕自身に語りかけるのであろう



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る