名前


もう ずっと前から

名前を呼ばれていない気がする

幼い頃 従兄弟から呼ばれた

あの短い名前がなつかしい


私の名前を呼ぶ人は

限られている

母と 父と 従兄弟と

数人の友達と 共に過ごした

人たちと


でもここには 誰もいないから

私は自分の名前が 懐かしい

あの響きが 懐かしい


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