風が頭を撫ぜる

 その一瞬を切り取って

 よくよく観察してみると

 てっぺんの栗毛と風が

 手と手を繋いで

 離れたり

 近づいたり

 

 音のない音楽と

 永遠なる世界で

 踊っている


 その戯れの果てに

 神さまの微笑う

 すがたが見える

 川のせせらぎのような

 沢山の人の

 微笑が聞こえる


 此処は少しばかり

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