時間と神さま


 暮れゆく日差しに時間をみる

 それは目には映らないけれど


 あなたの老いた姿を認めて

 時のながれを体感する

 経過は目に見えなかったけれど


 家を越え 町を越え 世界を越え

 満ちているものがある


 空気だろうか

 時間だろうか


 息づかいを感じる

 それは優しい

 世界に満ちた気配


 わたしは そんなあなたを

 神さまと呼ぶことにしています

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