白い魔法

桜の花白し白し吾はそう彼もそう心のしみ覆うなり


(R5.4.23)


さくらはなしろしろし われはそうかれもそう こころのしみおおうなり


(R5.3.21)



若い頃はなんとも思っていなかった桜が好きである。春、街が桜の花で真っ白に埋め尽くされるさまを見ると、なんとも形容しがたい幸福感に包まれる。ある程度歳をとると、悲しいこと苦しいこと辛いことが心に陰を落とすもの。一面の白い花がこうした染みを覆い隠してくれるからだろうか――。


(R5.4.23)

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