323‐貯金編

幼「そうだ貯金しよ!」

僕「珍しくまっとうな決意じゃん」

幼「だっていざという時困るから」

僕「備えあれば憂いなし」

幼「地球が壊れた時っていくらくらいあれば乗り切れるかな?」

僕「壊れた時点で全部終わるから何も心配しなくていいよ」


~ ~ ~


幼「どうすれば貯金ができるの?」

僕「まず口座を開設して」

幼「違うのお金を稼ぐ方法なの」

僕「アルバイトとか」

幼「面倒な労働とかなしで」

僕「じゃあその怠惰な思考ばかりする不要な脳みそ売ろう」


~ ~ ~


幼「例えば私の日給が3億円だとして」

僕「世界最強の石油王か何か?」

幼「いくらくらい貯蓄に回すのが妥当?」

僕「貯金する必要ないんだけど」

幼「預金残高見せつけてマウント取りたいじゃん?」

僕「稼ぎは凄いのに器は狭いなあ」


~ ~ ~


幼「月々の貯金額の目安っていくら?」

僕「1~2割ってとこじゃないかな」

幼「じゃあ私は20万円くらい貯金しないとだね?」

僕「それは月収100万くらいある人のムーブだよ」

幼「気持ちだけは大企業の役員なの!」

僕「無い袖は振れないんだぜ?」


~ ~ ~


幼「はうぁっ!?」

僕「漫画の書き文字でしか見ない悲鳴上げてどうしたの?」

幼「貯金通帳の残高が0の悪夢を見たの!」

僕「この世の終わりじゃん」

幼「通帳確認しなきゃ!」

僕「どうだった?」」

幼「正夢になっちゃった……」

僕「まあ最初から残金0だったんだけどね」

幼「えへへ♪」

僕「笑ってないで正夢にしないよう貯金していこう」


~ ~ ~


幼「このお菓子の無駄買いをやめれば月1000円浮く……」

僕「節約して貯金しようとしてる時によくやる考えだね」

幼「冷静に俯瞰してみると人生無駄が多いの」

僕「無駄を省いて効率化を図るのはいいことだ」

幼「一番無駄なのは生命活動続けてる私」

僕「未来型AIみたいな過激な結論出すのはやめよう」


~ ~ ~


幼「年間十万円の貯金を達成したの!」

僕「高校生でそれはちょっとした偉業だと思うよ」

幼「こうなると貯金の桁が一つ増えた次の世界が見てみたいの」

僕「宝くじでも当てるの?」

幼「アルバイト増やして目指せ100万円!」

僕「たまには前向きな意欲に燃える幼馴染ちゃんだった」


~ ~ ~


幼「貯金するために趣味にかけるお金まで削っちゃうと何のために生きてるかわからなくなるの」

僕「貯金するために生きるんじゃなくて生きるために貯金してるはずなのにね」

幼「手段の目的化って怖いの」

僕「熱中すると視野が狭くなるから仕方なさはある」

幼「だからやっぱり貯金なんて考えずパーッとお金使うのが健全!」

僕「珍しくここまでストイックだったのに最後に全部台無しにしやがったね」

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