229-弱った胃編

幼「……うっ」

僕「水分とゼリー飲料ばかりの生活を続けていると久しぶりにまともな物食べると胃がびっくりするんだよね」

幼「生前何も考えず食べれてた唐揚げが私を攻撃してくる……」

僕「卵がゆとか野菜スープとかそういうところから鳴らして行けば?」

幼「生涯の食事回数は決まってるんだからそんな舐めプ挟むのは嫌なの!」

僕「君はパリオリンピック期間のフランスにはいかない方がいいね」


~ ~ ~


幼「う、うぅ、うぅぅぅ」

僕「体調悪くて汗かくもんだから冷たいものばかり摂取するとお腹ゆるくなるんだよ」

幼「だって食欲なくて……」

僕「わかるけど」

幼「冷蔵庫には何故か毎日色々補充されるし」

僕「そこは僕が甘やかしすぎたのが悪かったね」


~ ~ ~


幼「一週間ぶりにおかゆを食べたの」

僕「リアルな発言だ」

幼「お米って美味しいんだ、食事って凄いって感じた」

僕「風邪を引くと人は感謝を覚える、教育に役立つかもしれない」

幼「尚更素晴らしい体験の瞬間を奪った病気が許せなくなったの」

僕「体調を崩した原因は自分にあるんだから恨むべきは怠惰な生活サイクルかな」


~ ~ ~


幼「人って『楽しい』を遠ざけるほど衰弱していくんだよ?」

僕「一週間まともに食事をしなかった奴の顔だ、面構えが違う」

幼「漫画で美味しい物を食べて泣いてるキャラに全く共感できなかったけど今は違うの」

僕「喜びに打ち震えてるんだね」

幼「ご飯、お味噌汁、お肉、色々、美味しい……」

僕「だからって一々えずきながら食べなくても良くない???」


~ ~ ~


幼「弱った胃腸の回復にはいちごやバナナがいいんだって!」

僕「久しぶりに出たなサーチエンジンジャンキーちゃん」

幼「!!!」

僕「わかりやすく買ってこいって言えばいいのに」

幼「そこは察して欲しい乙女心!」

僕「男性の皆さん、どれだけ相手の心中を読み取れるかで恋人夫婦の円満度合いが変わりますよ」


~ ~ ~


幼「うぅ、寒いの」

僕「治りかけが一番危ないんだから暖かくしなよ」

幼「暖めておくれよ……」

僕「老人みたいに力ない囁きだなあ」

幼「なんだかんだ言いながらギュッとしてくれる僕くんが好き!」

僕「大好きな人には甘いってわけ」


~ ~ ~


幼「胃が弱るくらい脆弱な食生活を重ねて得た教訓があるの!」

僕「珍しく説得力のある声の強さ」

幼「病気になんてかかるもんじゃないの!」

僕「いいことなんて一つもないからね」

幼「だから私は金輪際病気しない! 超健康体でいることをお心に誓うよ!」

僕「……そう高らかに宣言して一週間」

幼「頭痛いの……」

僕「人はどうして過ちを繰り返すのだろうか」


※大体治りましたが更新ペースを戻るのに苦労しそうです※

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