211-ピアス編

幼「不良の象徴~~~!!!」

僕「前時代的な価値観」

幼「子供の頃学校のトイレで耳に穴空けてた子を思い出すの」

僕「まるで今が子供じゃない人みたいな言い草だ」

幼「もう大人だよ。お買い物だって一人でできるし」

僕「親におだてられまくって自己評価だけ異常に高くなった子供の発言だよ」


~ ~ ~


幼「穴を空けるの怖いよ~~~!!!」

僕「穴空けずに付けるだけのアイテムもあるよ」

幼「そんななんちゃってピアスを付けても達成感なくない?」

僕「ワガママ言うじゃん」

幼「自分に素直なの!」

僕「言い換えだけは毎回ポジティブ」


~ ~ ~


幼「そもそもお母さんから貰った大切な身体に穴を空けるってどうなのと私は言いたいの!」

僕「自分の思想を押し通すために抗いがたい理屈持ち出してきたなあ」

幼「自傷、自殺、とても悲しい」

僕「話が重くなってきた」

幼「自分の身体を傷つける前に、まずは相談を」

僕「いつからカウンセリングの話になったんだろ」


~ ~ ~


幼「ピアッサーは痛くないと聞くけれど???」

僕「どうなの? みたいな顔されても困る」

幼「大切な彼女の知的探究心がうずいてる」

僕「大切な彼氏の身体を実験道具にしてもいいのかな?」

幼「他人がどれだけ不幸になっても自分の身体は傷まないよ?」

僕「人の心が理解できない怪物みたいなこと平気で言うなあ」


~ ~ ~


幼「ピアス付けれるものなら付けてみたいの」

僕「今まで築いたピアス反対派みたいな流れ何だったの」

幼「でも痛そうだし怖いしで抵抗あるの」

僕「大抵の人はそうだろうね」

幼「ピアッシングの痛みだけ誰か肩代わりしてくれないかな」

僕「痛み代行サブスク、流行ると思います」


~ ~ ~


幼「わかった、今日から私は金属アレルギー!」

僕「そう思い込むことでピアスとの縁を断ち切ろうってことかな」

幼「これでピアスに拘る理由がなくなった!」

僕「世の中にはチタンっていうアレルギー反応が出にくい素材があってね」

幼「どうしてそんなひどいこと言うの!」

僕「素材の紹介をしただけなのにこうまで怒られることってあるんだ」


~ ~ ~


幼「入浴とか洗浄とか細かい決まり事があるんだ」

僕「身体に異物を装着するということは大変なのさ」

幼「ずっとつけっぱなしで生活してたら臭いとか凄そうだよね」

僕「汚れが溜まりそうだしね」

幼「世の中に溢れた無職と一緒だね」

僕「俗っぽい例えさせたら幼馴染ちゃんの右に出る人はいないね」

幼「照れる~~~♪」

僕「褒めてないんだよなあ」


~ ~ ~


幼「ピアス、空けますか? 空けませんか?」

僕「この二択の結果で未来がとてつもなく大きく変化しそう」

幼「核爆弾の起動装置を押す・押さないの選択と同じくらい重要!」

僕「世界の命運が僕の手に握られてるじゃん」

幼「すごーい!」

僕「では僕の行動の決定権を売りたいと思います」

幼「スタートは1億円!!!」

僕「商魂たくましい」

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