201-緑青(ろくしょう)編

幼「どーら今年も稲刈りがんばっぺ~!」

僕「それは百姓だね」

幼「お魚のお醤油~~~!」

僕「それは魚醤」

幼「スティーヴン・スピル◯ーグ!!!」

僕「それは巨匠だね」


~ ~ ~


幼「緑青って何? 信号機???」

僕「赤と黄色はどこに行った」

幼「信号機と言えば青信号がどう見ても緑に見えない?」

僕「赤と黄色は?」

幼「あ、調べたら日本語における『青』の定義が拾いから緑も含まれてるって出た!」

僕「赤と黄色は???」

幼「ビブリアのこと???」

僕「それを言うならパプリカだよ」


~ ~ ~


幼「安アパートで同棲!!!」

僕「それは6畳間」

幼「青錆のことらしいんだけどさ……」

僕「全財産賭けた馬がスタートで出遅れたのを見てしまった人みたいな顔をしているね」

幼「錆なんていいことないもん?」

僕「一度錆びついた腕をもう一度使おうと足掻くタイプの主人公は?」

幼「大好き!!!」

僕「良いことあったじゃん」


~ ~ ~


幼「緑青のいいところ~~~!!!」

僕「自由の女神とか鎌倉大仏の着色に用いられてるところ」

幼「ワールドワイドじゃん!!!」

僕「少しは緑青の有用性に気づいた?」

幼「もう一声あればインターネットだったのに!!!」

僕「ワールドワイドウェブ」

幼「ウェブを見つけてから出直して???」


~ ~ ~


幼「もし朝起きたら全身が緑青でコーティングされてたら!!!」

僕「犯人を探して泣くまで殴る」

幼「どうして私を見ながら物々しい雰囲気を醸し出すの???」

僕「胸に手を当てて考えてご覧」

幼「う~ん、ドキドキする?」

僕「違う、僕の手をそっちに当てるんじゃなくてセルフで」


~ ~ ~


幼「緑青と小6の違い!!!」

僕「人間か否かじゃないかな」

幼「それは人種差別???」

僕「いや、対象は人間じゃないよ」

幼「緑青が人間じゃないって誰が決めたの!?」

僕「科学者か誰かだよ」


~ ~ ~


幼「緑青は毒らしい!?」

僕「またお得意の耳学問ならぬサーチエンジン学問かな?」

幼「でも今の世の中の緑青は大丈夫なんだって!!!」

僕「痛いところ突かれたから無視してきた」

幼「昔の緑青はどうして有毒だったかわかるかな!?」

僕「単に採掘場である鉱山から採れた緑青には砒素が含有されていたからでしょ」

幼「また落ちだけ持ってかれた!?」


~ ~ ~


幼「こんな緑青は嫌だ!!!」

僕「有毒なのに美味しい」

幼「良薬口に苦し的な!?」

僕「難しい言葉知ってるね」

幼「こう見えて女子高生だからね! ドドドドドヤ!!」

僕「でも本当に賢い人は褒められたら謙遜するから――」

幼「アイアムバカー! イエーイ!!」

僕「謙遜も行き過ぎると毒になるよ」

幼「砒素入り緑青!?」

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