57-お年玉編
「お年玉が欲しいか~~~!?」
「うん」
「さすれば奪え~! 財宝は、自らの手で、勝ち取るものだ~!」
「いつになくハイテンションだね、幼馴染ちゃん」
「どうしてスタンピードに駆り出されてるのにそんなに冷静なのよ僕くん!?」
「というわけで久々、異世界編スタートでござる」
~ ~ ~
「きゃあああああああ!」
「ええと、クレイジーベア。Bランクのモンスターだね」
「金貨10枚~~! どりゃどりゃ~~~!」
「今度はこっち~~~~~!?」
「ロック鳥、Aランク」
「金貨50枚~~~~! うりゃうりゃりゃ~!」
「メタリックガーゴイル、Sランク」
「白金金貨10枚~~~~! あ~~~~んどレアドロップ!!!」
「なんかモンスターが全部お金に見えてきたでござる」
~ ~ ~
「はぁ、はぁ、死ぬかと思ったわ」
「優秀なタゲ取りお疲れでござる、ツンデレちゃん」
「なんでみんなあたしに寄ってくるのかしら」
「それは」
「多分」
「ツ~ンデ~レちゃ~ん! ほらほら、ファングウルフの死骸~~~!」
「きゃあああああああああああああ!?」
「万人が吸い寄せられる謎のオーラがあるからじゃないかなあ」
~ ~ ~
「大量大量! 後は私があっちに戻って報酬を適当な質屋で換金すれば万事解決!」
「大丈夫?」
「平気平気!」
「逮捕とかされない?」
「されないされない!」
「不当なレートでの交換をふっかけて」
「最早幼馴染ちゃんが対象に危害を加える前提でしか物を話せなくなったわね」
~ ~ ~
「貴重な素材だから剥ぎ取りたいって言うから任せたよ!」
「おー、生解体とか初めて見るから楽しみだなあ」
「ちょっとしたアトラクションね」
「ツンデレちゃんも見るんでござるか?」
「当然よ。せっかくの機会だし、ゲームみたいに楽しくバラす姿をこの目で―」
「あまりの生々しさに気絶してしまった」
「開腹して新鮮なモツが目に飛び込んできたら年頃の女子高生はこうなるでござるよなあ」
~ ~ ~
「はぁ、異世界はあたしには厳しいわね」
「おや? ツンデレちゃん、何か肩に乗ってるでござるよ?」
「あら? そう言われると、妙にぷるぷるした感触があるわね」
「スライムでござるかな」
「不思議な色ね」
「ぷるぷる♪ ぷるる~♪」
「喋れるのね」
「ぷぷぷぷ~♪」
「持って帰ってもいいのかしら?」
「地球の生態系ぶっ壊しかねない発想はやめるでござるよ」
~ ~ ~
「幼馴染ちゃんがOK出したから持って帰る~♪ あなたは今日からプルリンよ~♪」
「ぷるるるる~♪」
「うーん、一番の獲物には会えなかったなあ」
「って言うと?」
「ほら、これこれ~!」
「えっと、メタモルスライム。推定討伐ランクSSS」
「なんにでも変身できるから放っておくと大混乱を引き起こす災害級モンスターなんだよ!」
「へー。うっかり幼馴染ちゃんがいない時に出会わないようにしないとなあ」
「てへへ! 私抜きでこっちに来ることないんだから心配しなくていいのに~!」
「アサシンちゃん、なんだか顔色が悪いわよ?」
「や、なんだか某、とてつもない悪事に加担したような罪悪感を覚えてしまったでござる」
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今日は駄目かと思いました。
辛うじて更新間に合いました。
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