㉞体育祭編
「スポーツ、しようぜ~~~!」
「今日は体育祭です」
「練習風景一ミリたりとも披露していないのにいきなり本番を迎えたわよ!?」
「いつものことでござるよ、ツンデレちゃん」
「じゃ、おやすみ~」
「睡眠は運動じゃないよ」
「先行き不安だわ」
~ ~ ~
「最初の競技はクラス対抗リレー!」
「最初からクライマックス!?」
「ちなみに次の競技は何でござる?」
「クラス対抗女子リレー」
「え?」
「クラス対抗バケツリレー、クラス対抗二人三脚リレー、クラス対抗ムカデリレー」
「どんだけリレー好きなのよこの学校は!?」
「リレーのバーゲンセールでござるなあ」
~ ~ ~
「借り物競争の時間だね」
「幼馴染ちゃんがカードを拾ったわ!」
「真剣な顔をしてこちらに向かってくるでござる」
「アサシンちゃん!」
「お、某でござるか」
「見事一位でゴールしたね」
「……あ、幼馴染ちゃんが落としていったカードが」
「どれどれ」
『走る時に空気抵抗が少なそうな女の子』
「はぁ、はぁ、どうしたでござるか二人とも?」
「世の中には知らないほうが幸せってこともあるんだね」
~ ~ ~
「ん~~飴玉が見つからない~~!」
「障害物競走で幼馴染ちゃんが苦戦してる」
「このままじゃ最下位よ!?」
「む~~!」
「幼馴染ちゃん」
「む?」
「全部吸い込んだらいいんじゃない?」
「その手があった!」
「カー◯ィと幼馴染ちゃんにしか実行できない裏技!?」
~ ~ ~
「玉入れなんて楽勝だよ~!」
「と幼馴染ちゃんが豪語していたうちのクラスの状況は」
「あ、また籠壊れた!? せんせー、幼馴染ちゃんの球威に籠がたえられません!」
「未だに0個という惨状だ」
「某、生まれて初めて玉入れで『球威に籠がたえられない』という言葉を聞いたでござるが」
~ ~ ~
「おひるごは~ん!」
「といえば」
「甘い卵焼き!」
「からあげかしら」
「おむすびでござるなあ」
「僕は」
「らっしゃいらっしゃい」
「何故か校内に潜り込んでる露天かな」
「不自然にぽつんと二、三店あるのが気になるんでござるよなあ」
~ ~ ~
「体育祭の横綱! 綱引き~!」
「綱繋がりだね」
「一番重い人が一番後ろになるといいんだよね!?」
「そういう話は聞くよね、真偽は不明だけど」
「よ~し!」
「おい、お前ら覚えとけよ?」
「誰よ行き遅れ三十路先生のお腹にグルグル綱巻いたのは!?」
「久しぶりの登場でこの仕打ちは可哀想でござるなあ」
~ ~ ~
「下層レース!」
「仮想レースじゃなくて?」
「別にいいじゃないですか、生活保護でパチンコ行ったって。こっちだって苦労してるんですよ!?」
「そういう意味の下層か~」
「ほんわかしてるけど笑って流していいネタじゃないわよ!?」
~ ~ ~
「最終結果は~~~~紅組の優勝~~~~~!」
「やった~~~! 勝った勝った~~~~!」
「危ないよ、幼馴染ちゃん」
「え~~~だって嬉しいんだもん~~~!」
「ほんとに良かったわ。幼馴染ちゃんが大玉ころがしで校舎破壊したときはどうなることか思ったけど」
「幼馴染ちゃんが騎馬戦で相手を病院送りにしたときはどうなることかと思ったでござるが」
「「無事閉幕できて良かった(でござる)」」
「苦労をかけたね、二人とも」
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