均衡の天秤〜THE BALANCE OF LIBRA〜

きんちゃんΩ

創世の前説~prologue~

俺の前世は、陰キャだった。根暗だった。ニートだった。引きこもりだった。名前も顔ももう思い出せない。ただ一つ覚えているのは、ポテチが喉に刺さってショック死したことだけだ。なんともまあ呆気なく味家のない人生だった………。


まぁ、今となってはどうでもいいことだが。俺は運が良かった。今まで散々みてきた異世界転生を果たしたのだ。


俺は、アストラ王国の中位貴族、アクイラ家の長男、アルタイ・アクイラとして第2の人生を始める。そこからは、さぁいこぉうだった。最高ではない。さぁいこぉうだ。自分の地位さえあればそこらの女は、自分のものに、やりたい放題だった。


俺には星座モチーフのチートがあった。さぁいこぉうの力。騎士団では、さぁいこぉうの成績、さぁいこぉうの実力、さぁいこぉう、さぁいこぉう、さぁいこぉう…


人生さぁいこぉう!!

さぁいこぉうは、さぁいこぉう!


ーーこの間0.01秒ーー


「なんだ、…これ。……走馬灯か?」


俺はなぜ走馬灯を見ている?


(???)「さぁ、審判の時だ!!」

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