リ.フィクション内でも酒税法違反はダメなの?

 自作品とは何も関係無いんですけど、前回の更新でコメントいただいたりして思い出したことがあるので書いておきます(Twitterでは既出のネタですが)。


 タイトルそのまんまです。もう10年以上前の話ですが、当時は「モーニング」を毎週のように読んでました。それでですね、その時の連載作品の中に終戦直後を舞台にしたものがあったのですが、そこで登場人物が「柳陰」というお酒を飲んでたんです。


 この「柳陰」というのは焼酎の味醂割りのことで、江戸時代のカクテルだそうです。「本直し」という別名もあるとか。

 詳しい方は既にピンときたと思いますが、この「柳陰」は現代では酒税法に抵触するとのことです。そして、単行本化した際に「柳陰」を飲むシーンが修正されてしまいました。理由は不明ですが、この酒税法絡みしか思いつきません。


 今思い返しても寂しくなります。読者が真似するといけないからという判断でもなされたんでしょうかね。そういう文化が過去にあったという描写をこんな形で消してしまうとは……フィクションで酒税法違反、ダメなんですかねえ。


 ちなみに自分は酒好きの部類なので、正直試してみたいと思いました。結局、未だに試してませんが(というか試してもネットには書かないと思います)。



 以上、思い出話というか愚痴にお付き合いいただきありがとうございました。


 あと、「キャラが勝手に動き出す」の項で更に色んな方からコメントをいただいております。以前に一度読んだという方も是非、もう一度覗いてみてください。

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