深夜三時

何も考えたくないけれど

考えられずにいられないのは

きっとこの夜の帳が

わたしに考えろと言う所為で


だから人は眠るのだろう

人は考えることをやめなければ

この世を発つ

その程度の脳の容積をもっている


わたしは昼寝をして終ったから

怖い夜なのに眠れない

否 怖い夜故に眠れない

涙に濡れる深夜三時

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