ションな事から始まった、僕と弓月さんの変態黙示録。
ラケモ
プロローグ
それは忘れもしない、いつもの高校からの帰り道でふと突然の尿意に襲われた僕は、通り道にあった公園の公衆トイレへと駆け込んだあの日のこと…。
「あー良かった、トイレがすぐ側にあって。あやうく漏らすところだったなー。」
じょぼじょぼじょぼじょぼ、勢い良く僕の尿が壁にもたれる小便器に放たれる最中にそれは起こった。
「あ〜あ、水飲み過ぎたかな〜?トイレが近いと困っちゃうな〜。」
背後からこの場所では聞こえる筈のないトーンの声がトイレ内に響き、僕は混乱して反射的に身をすくめた。そう、それは明らかに、明確に、女性の声帯から発されたであろう甲高く清らかな声だったからだ。
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