カメムシの小説雑話(パイロット版)
梶野カメムシ
0話 いいわけは小説の種
こんにちは。梶野カメムシです。
今日は「いいわけ」というお題で、初の創作論を書きたいと思います。
私はよく怒られる子供でした。
親に怒られ、教師に怒られ。まさにのび太みたいな感じです。
まあミスする自分が悪いんですが、言い訳はかなり上手くなりました。
言い訳というとマイナスイメージが付きもの。
ですが私に言わせれば、それは下手な言い訳が多すぎるからです。
怒る相手に言い訳する。返事は「言い訳するな」「聞きたくない」。
よくある場面ですね。
まずは謝罪すべきとか、言うのは簡単ですが、その前に考えましょう。
なぜ言い訳は失敗しやすいのか?
言い訳を自分の保身に使うからです。
その身勝手さが、余計に相手を怒らせる。
言い訳は自分のためでなく、相手のためにするもの。
どんなテクニックも、出発点はここからです。
言い訳に必要な能力は、洞察力、発想力、論理性です。
まずは洞察力。相手の感情を読み取る。
隙間でいいので、相手の心を開きましょう。
謝罪は当然として、手土産なんかも有効です。
言い訳を通すには、前準備が大事なのです。
次にどう言い訳をするか、が発想力。
事実をありのまま言うのが一番ですが、それで通るなら苦労しません。
相手のために嘘をつく。時には方便も必要です。
嘘の可能性は無限なので、発想が重要になります。
その嘘を担保するのが、論理性。
手抜きの嘘はすぐバレます。論理的でなければ信じてもらえません。
発想がアクセルなら論理はブレーキです。
論理に優れるほど、嘘は飛躍できます。
ただし大きな嘘ほど、事前に論理立てることをお忘れなく。
アドリブだと、どうしてもボロが出やすいので。
さて、いかがでしょう。
小説を書くための素養が、言い訳にあると思えませんか?
言い訳はマイナスだけじゃない。得られるものもあるのです。
これは言い訳じゃありませんので、あしからずw
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