祝!10日生存!

男性ホムンクルスがサウナにハマりやがった!朝起きてラジオ体操するにはまだ早いのでもう一眠りするかと思ったらホムンクルスが3人もいなかった。

慌てて探してみると3人全員でサウナに入っていた。



マジかよ。最初の日は俺の命令以外は何もしないというスタンスだったのに、この数日で自分のしたいことを勝手にやり始めた。

これはすごい、このまま勝手に成長して俺の脱出の役にたつようなことをしてくれ。



…ラジオ体操が終わったらまた風呂に入りに行った。風呂好きすぎだろ!脱水症状には気をつけろよ!



さてさて。今日は俺が監禁されてから記念すべき10日目だ。時間の流れとは早いものだ。

最初のコンビニチキンが懐かしく感じる。


…それを記念してか、運営もログインボーナスにいい物をくれた




今日のログインボーナスはSR確定コイン!


さあ、期待しているSRコインよ!



ガタンッ




SR『神性G』


………何も起きない。システムを確認するが特に何も変化はない。何かが実体化することも、新たにこの部屋に何かが起きる訳でもない。


不穏だ。嫌な予感しかしない。今までガチャを回せば何かしら変化はあったのだ。だが、ない。

何も起きない。


しかも神性って。神としての性質?のことか? 

今までガチャで排出された神関連アイテム、厄ネタである神剣アイギス。これと何か関係でもあるのか。


だめだ、何一つ分からない。


だが、一つだけ、俺の直感が言っている。これは碌でもない、将来的に面倒なことになるだろうと。






切り替えていこう。今日の無料ガチャ



ガタンッ





UC『機械馬』




出現したのは機械でできた馬だった。

見た目は、馬と同じような形状をしているが金属でできた皮膚、機械的な関節や骨格、電子部品が露出している。


あっ、こっちに来た。

まるで本物の馬のようだ。


【ユーザーを眼球カメラで目視確認。オーナー契約完了。当機はこれよりオーナー様の指揮下に入ります。これからよろしくお願いします、オーナー】



あ、どうも。山田竜です。こいつらはホムンクルス。俺の、友達みたいな感じです。



【ホムンクルス12名を友軍として登録します】


えーと、確認したいことがあるんだが、機械馬は何で動いているんだ?悪いけど、充電なんてできないぞ?


『魔力です』



は?魔力?



【大気中の魔力を吸収することにより最低限の稼働が可能。しかし十分な量の魔力が貯まるまで魔力不足のため武装ユニットを使うことができません】



…とりあえず、魔力とやらを頑張って貯めてくれ。






うわーー、これ運営は確実に俺に戦争させるつもりだよ。









なんと機械馬が麻雀に参加したいといいだした。

機械の蹄でどうやるのかと聞いたところなんとマニピュレーターという、機械の手を体から出し、椅子に座って麻雀を始めた。



CPUの稼働は人間並に出力を抑えているため対等だとのこと。

なんとか勝てた。人間をなめるな。












『ホムンクルス大人気!』


世界中でホムンクルスに魅了される人々が増加しています。ホムンクルスとは、錬金術において人間を人造人間に変えることを目的とした存在で、ガチャから出現したその存在感や神秘性から、ファンを増やしています。


ホムンクルスたちは、それぞれが独自の特徴を持ち、ファンたちを魅了しています。

またホムンクルスたちは現在個性を獲得し始めており、その成長に今後もファンたちの興味を引き続けることでしょう。








『ハーレムの結成 国内外で強い批判』



日本人ユーザーである沖田一が召喚した女性たちを侍らせ、ハーレムを結成しているということが、世界中から人権侵害や女性差別として批判されています。この問題について、日本政府が沖田氏に対して他の日本人ユーザーと比べて非常に手厚い支援をしていることが明らかになっており、日本政府自身も非難を浴びています。


映像によれば、この日本人は数多くの女性たちを侍らせ、自身の所有物として扱っているということです。女性たちは、彼を「ご主人様」と呼び、沖田氏は女性たちが従属することを望んでいると主張していますが、そのような関係が本当に自発的であるかどうかは疑問が残ります。



この問題に関して、日本政府が沖田氏の活動を支援していることが報じられていますが、日本政府も女性たちが自分自身の意思でそのような関係を築いていると主張しています。しかし、女性たちが本当に自分自身の意思でそのような関係を築いている場合でも、人権侵害や女性差別の問題があるため、政府がそのような行為を支援することは許されません。




  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る