五日目 阿紫上敦也

◆阿紫上敦也◆

栞来なかったな…。

珍しいな。


璃子達は家に行くみたいだけど多分いないよな。

本当はこんなことしたくないんだけどな…。


璃子達が栞の家に向かってるのを見送ってぼそっと呟き能力を使う。


「ソナー」


超音波を町全体に向けて打ち、反射で栞のいる場所を探す。


「げっ、他のレベル5も一緒にいるのか!」


明日決行日のことから考えるにその会議か?


取り敢えず行ってみるか。


ドサッ


忘れてた。

こっちには電子機器がなかったから生身で吐き出されるな。

周りを見てみるとどこかの会議室(?)のテーブルの上にいた。

周りを見るとレベル5の方々。


「これは失礼。」


皆になんでここにみたいな顔されたらそう言うしかないでしょ。


「あ~、うん。明日学校に来ようとしてるならやめた方がいいよ。もし来ても全力で対抗するからね?あと僕がいなかったとしても警察だって脅威でしょ?君らだって生身の人間なわけだし。」


第二位はにやりと笑って何も言わなかった


「じゃあこれにて。」


やっと家のパソコンに戻れた。

そうして璃子とやり取りする。

そのうち璃子がほう改正について教えてくれた。

それであいつら余裕だったのか。

まずいぞ。

そうなると警察と同等だから検討してからじゃないと出動できない。

あいつらなら数分で学校をあの状況にできるだろう。


決戦の日は明日に迫っている。

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