猫川怜 詩集

猫川 怜

悲しみの日

黒い馬車が走る


鎮魂歌の歌声が響く


グラナダの詩を狂ったように詩人は歌う


中華街では大量の冥銭が焼かれる


あぁなんという日であろう


あぁなんという日であろう


革命の旗は半旗のまま上がることもなくなびきもしない


いつまで続くのだろう


この悲しみは


終わることのない


この悲しみは


夜明けは永遠に来ないのか?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る